犬たちのおやつには、ささみジャーキーを常備していて、私が出かける時にあげている。
健太が子犬だった頃、私が外出して家に誰もいなくなる時に1人で残すのがかわいそうで、お留守にいい印象を持って欲しくて、ジャーキーをやってから出かけるようになった。
今思えば、別に「行かないで」と鳴くわけでもなく、勝手にかわいそうと思っていただけなのだが、とにかくそうやって始まり、習慣として続いている。
といっても、私以外の家族はそういうことはしないし、朝から出かける時は、犬たちも朝ご飯を食べてすぐなのでやらない(と書いていて、朝から当然のように出勤したり、休日にあちこち出かけていたコロナ以前が懐かしくなった)。
犬たちは混乱しているだろうか、それとも、「たまにくれない時あるんだよな」ぐらいに気楽に構えているだろうか。
さて、そのジャーキーだが、2匹同時に与えると、Maxは健太のを奪おうとする。
与えた瞬間、まだ最初のひと噛みもしていないのに、自分のを口にくわえたまま、健太がくわえているジャーキーに突進していくのだ。なんて欲張りな子だ。
でも自分のが口に入っているので、健太のを奪おうとして口を開けると、自分のが口からぽとりと落ちる(当たり前だ)。
どうやらそれが気に入らないようで、今度は、もらった瞬間に自分の分をマッハの速度で食べてしまい、それから急いで健太に突進していく方法に変えた。なんて子だ。
健太も健太で、奪われないようにくわえて逃げるとか、急いで食べてしまうとかすればいいのに、何もしないからMaxに取られてしまう。
2匹の間で序列ができていてMaxには逆らえないのか、それともよほどの平和主義者なのか。
いずれにしても、これでは健太がおやつを食べられないので、今度は時間差で与えることにした。
1.まず、健太にあげる。
2.食べ終わるまで、Maxはお座りで待たせる(目の前にジャーキーを見せるとお座りする)。
3.食べ終わったのを見届けてからMaxにあげる。
しかし、健太の食べ方が、これまた遅い。いつも食べてる同じおやつなのに、いちいち匂いを嗅いで点検してから食べ始め、のんびり味わって食べる。ハードタイプのジャーキーなので、食べ終えるまで時間がかかる。その間、待たされているMaxが、早くちょうだいと鳴いてかわいそうなのだ。
それに、私も出かける時は大抵急いでいるので、健太がゆっくりゆっくり食べているのを、申し訳ないけど待ちきれない。
そこで、時間差はやめて、やっぱり同時に与えることにしたが、ちょっと変更を加えた。
1.まず、健太にあげる。
2.健太からなるべく離れた所でMaxにもあげる。この時、半分に割って一つずつ食べさせる、途中で軽くお座りさせるなど、なるべく時間を引き延ばす。
3.食べ終わってしばらくは、前に立ちはだかって、まだ食べている途中であろう健太の所に奪いに行かせないようにする。
おやつのあげ方でこんなに試行錯誤するとは思わなかったが、これで、Maxを待たせることはなくなった。おやつを目の前にしてなかなか食べられないのはかわいそうなので、これはよかった。
ただし欠点は、電車の時間が迫ってるなどで私が早く家を出たい時には、3.の「立ちはだかる」をやってる時間がなくて、しばしば省略することだ。
立ちはだかる壁がないと、当然Maxは、健太の所にすっ飛んで行く。
その後は私は家を出てしまっているので、何が起こっているか見ることはできないけど、まあだいたい想像できる。
健太のおやつの残り3分の1くらいがMaxのものになっているのだろう。
健太よ、君のおやつを守るのに協力はするけど、君ももうちょっとしっかりしてよ…
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