Maxは靴やらスリッパやらをくわえて、廊下をドタバタ走り回ることがある。
先日は、息子が出しっぱなしにしていた裁縫セットからミシン糸をくわえて、タッタカタッタカ走っていた。
静かに噛んでいればバレないけど、走り回るのでくわえている物が廊下にゴンゴン当たる音ですぐバレる。こら、やめなさい、と取り上げる。
また、床に置いている宅配便の箱とか、私が身につけている手袋とかネックウォーマーまで、とにかくいろんな物を噛んだり破壊したりする。
おもちゃ以外のものを噛んではいけないことを、もうそろそろわかってほしいものだが、とにかくこんな調子なので、クリスマスツリーを出すのをためらっていた。
床の上に突然木が現れ(フェイクだけど)、口に入れるのにちょうどいいサイズのオーナメントがいろいろぶらさがっていて、電飾がぴかぴかしていたら、いかにも狙われそうだ。
Maxは昨年うちに来たのだが、昨年のクリスマスは訓練所にいたので、ツリー問題は生じなかった。今年はどうしようか。
試しに、飾りなしで木だけを床に置いてみようとなり、何食わぬ顔で裸のツリーを床に立たせた。下の方の枝を噛むか、それとも幹におしっこをかけるか、といろいろ予想していたが、意外にも興味を示さない。何事もなく1週間過ぎる。
これなら大丈夫だろうか。デコレーションをする。
Maxは、まるで何も見えていないみたいに興味を示さない。台の上に置いているので目線より高いからだろうか。ツリーは今のところ、平和に立っている。
警戒していたことが起こらずによかったのだが、いかにも攻撃しそうだと思ったのは大ハズレだった。いかにも好きそうだと思って買い与えたおもちゃを思いっきり無視されることがあるが、あれと同じだな。