獣医さんのアドバイス
[Maxの狂暴な性格は治らない、と言われた](https://max-kenta.hatenablog.com/entry/trainer/)翌日、狂犬病予防接種のため動物病院に連れて行く。
最初は獣医さんにうれしそうに愛想を振りまいていて、診察台に乗せてもそのままだった。が、しばらくすると、何かされる気配を感じたのか、歯をむき出しにして噛みつかんばかりに吠え出した。
横で見ていた私は固まってしまったが、獣医さんはさすが慣れている。ギャンギャンわめくMaxに、無事に注射を終える。
診察台から降ろすと(降ろすのも大変だったが)、吠えもせずおとなしくなって、びびりながら見ていた私は拍子抜け。
獣医さんに、このように突然狂暴になることがよくある、家ではこんなこともあんなこともあった、昨日訓練士さんに相談に行ったらさじを投げられた、という話を、長々と聞いてもらう。
獣医さんは、この子は怖がりで、怖いことに対する反応が激しいようだと言う。興奮させるようなことをしないのがいいと、昨日の訓練士さんと同じアドバイス。
それに加えて、脳に異常があって興奮のスイッチが入りやすいという可能性もある、自分が飼主より上の立場だと思い込む、アルファシンドロームの可能性もあると言われる。
①興奮させるような状況を作らない
訓練士さんと獣医さんの両方がこのアドバイスをくれた。
はい、私はそうしたい。Maxが毎日を平穏に過ごせるように、静かな対応をしたい。
でも、小学生の子供はそう説明しても、ついついMaxと激しく遊んで興奮させてしまうし、夫はもともと相性が悪いので、その存在自体が興奮させてしまう。
②脳の異常について
投薬して様子を見ることもできるとのこと。
医学的治療など考えてもなかった。
Maxが病気だとは思いたくないけど、もし病気だとしたら治療して様子を見るという選択肢もあるのかと、正直少し救われた思い。
③アルファシンドローム
自分が飼主より上の立場にある、自分が群れのリーダーだ、という思い込みを、アルファシンドロームと言うそうだ。
その思い込みを打ち破るには、飼主が犬を相手にせず無視して、犬を降参させるらしい。
調べてみたところ、アルファシンドロームは古い考え方で、今では否定されているみたいなんだけど、何でもいいからMaxがおとなしくなる可能性があれば試してみたい。
①と③を採用
①犬を興奮させない、③犬を無視する、をやってみることにした。
無視するといっても、足元に犬がいるのに存在を無視して踏みつけるというようなことではない。存在は尊重した上で、相手をしないということだ。
1日目、2日目はうまくいった。
しかし3日目以降・・・私の後ろをちょこちょこ歩いてくるMaxを無視するなんて、できない・・・失敗に終わる。