「キャンキャンキャンキャン!」
健太の悲鳴に家族全員がびっくりする。
健太とMaxも含めてみんな同じ部屋にいて、特に何をしていたわけでもない時に、突然Maxが健太に噛みついた。
健太は大声を上げ、私はあわててMaxを引き離した。
とりあえずMaxを叱り、家の外に追い出す。
健太はびっくりしてしばらく声を上げ続けていたが、体をチェックしてみると、怪我はしていない様子。
多少は痛かったかもしれないが、ショックの方が大きかったようだ。
健太をこんな目に遭わせたMaxに、どう接していいのかわからない。
私よりMax耐性が低い夫と息子は、夜まで家に入れないだの、今日は散歩に連れていかないだのと言って怒っている。
結局、晩ごはんまで家に入れてもらえず、いつも家の中と外を自由に行き来していてどちらかといえば中の方が好きなMaxは、家に入りたくて一日中キューキュー言っていた。
これが昨日のこと。
ちょうど1年前、訓練士さんに、柴犬のオス同士はいつか血まみれの喧嘩をするから一緒に飼うのはよくないと言われ、目の前が真っ暗になったことを思い出した。
その後、少しずつ2匹一緒にいさせる時間を増やし、Maxが健太につっかかるそぶりを見せたら別々の部屋に離すなど、どうにかこうにか対処してきた。
今では、時々小競り合い(もちろん仕掛けるのはMax)が起きるものの、一緒に散歩にも行けるし、一緒に留守番もできている。仲良しとは言えないけど訓練士さんが言うほど仲が悪くもない、と、2匹の関係の問題はしばらくあまり考えてなかった。
今回、健太が大きな悲鳴を上げた時、何ごとかとびっくりした次の瞬間、この問題はまだ解決していないという現実に、暗い気持ちになった。
一日中外でキューキュー鳴いていたのはかわいそうだったけど、かといって、入っておいでという気にもならず、健太の悲鳴を思い出すのでこのことを書く気にもならなかった。
一晩寝ると気分は変わるものだ。
おはようMaxと、いつもどおり話しかける。いつもより少しおとなしい気がするのは気のせいか。
いつもどおり散歩に出ると、公園で遊んでいた小学校低学年くらいの子供たちが、豆柴や!かわいい~と集まってきた。
豆柴じゃなくて普通の柴だけど(その中でも大きい方だけど)、そこは触れず、名前は?何歳?などの質問に答える。
「触らせてくれてありがとうございました」と礼儀正しく挨拶ができる子どもたちと別れ、家に帰り、こうして文章にしている。
気分は回復したが、この問題はまだ解決していないのだ・・・。
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