しつけ教室か、訓練所か
飼犬の行動を改善したくてプロの手を借りる場合、いろいろと選択肢があるようだ。しつけ教室、マナー教室、ドッグスクール、訓練所など、名前が異なるサービスが数種類ある。その中でも、週に何回かスクールに連れて行く、トレーナーに家に来てもらってトレーニングを受ける、何ヶ月か預けっぱなしにしてしつけてもらう、犬ではなくて飼主がしつけ方法を学ぶなど、いくつか選べる。
Maxの場合、しつけ、マナーなどの柔らかい言葉ではなく、「訓練」という言葉がしっくりくる。警察犬を訓練するような厳しい施設でしつけてもらいたい。そして、我が家のメンバーが疲れていたこともあり、ある程度の期間預けられると助かる。
そういうわけで、〇〇警察犬訓練所という所に、通いではなく預かりでお願いすることにする。
警察犬訓練所を2ヶ所見学に行ったうち、最低訓練期間が1ヶ所は4か月、もう1ヶ所は2か月だった。
困った犬とはいえ、4か月離れるのはやはり寂しく、家からは遠いけど、広々とした訓練施設がある2か月の方を選ぶ。
訓練所で告げられたこと
トレーナーさんに、飼主を噛むことと破壊行為についてが一番困っていると訴える。
トレーナーさんの話では、柴犬は普通、そんなに破壊行為はしないとのこと。Maxは普通じゃないのか?
そしてもう一つ、さらに悪いことを告げられる。
柴犬のオス同士は相性が最悪で、本能に従って必ずいつか本気の決闘をする。1回終わってもその後何回もするので、絶対に2匹一緒の所にいさせてはいけないと。
健太に友達をと思ってMaxを迎えることにしたのに、友達どころか敵になるとは。ショックで茫然となる。
健太と離して飼うなんて、いったいどうやったらいいんだろう。こんなことになるとは。柴犬のオス同士の相性について、事前にリサーチしなかったことを悔やむ。
訓練所に入れたからといって、狂暴な性格がどこまで直るのかわからないし、今後、2匹の雄柴をどうやって飼えばいいのかもわからない。不安の中、Maxを預けて帰宅する。
クリスマスイブ生まれのMaxは、1歳の誕生日を訓練所で迎えることになる。ちょっとかわいそうだけど、誕生日が過ぎて少ししたら迎えに行くから、それまでにいい子になってほしい。