BAD Shiba MAX改善日誌

気性が荒い柴犬MAXが良い子に近付いていく記録、になりますように - Days with Bad-Tempered Shiba Inu Dog with Hope for Improvement

散歩の時はMaxの方が良い子

犬の散歩は朝と夕方に1回ずつ。雨が降ろうが雪が降ろうが毎日行く。というのが定番だ。だが、まだうちに健太しかいなかった時、散歩は夜に1回だけで、雨の日や暑すぎる日や寒すぎる日は、行かないことも多かった。

日中、健太は基本的に庭に出ているので、おトイレも走り回るのも自由にできる。家の前を通りかかるワンちゃん&飼主さんや、犬好きの通行人が相手をしてくれて、刺激もある。うちは散歩が少ないんじゃないか、という本人からの不服申立てもなかったことだし、散歩は一日一回だった。

だが、多動犬Maxが来てから、様子が変わった。どうやったらこの子が一日をおとなしく過ごせるかをいろいろ考える中で、朝の散歩で満足感と疲労感を与えて悪いことにはなるまいと、重い腰を上げて朝にも散歩することにした。必要に迫られるとすごいもので、朝に散歩してる時間なんてないと思っていたけどそんなイメージはどこへやら、今では日課になっている。

Maxは、健太にとってはおやつを奪ったり追いかけ回したりしてくる迷惑な同居人だが、このことについてだけは彼はMaxに感謝するべきだ。健太はご主人様より、三度の飯(実際は二度だけど)より、散歩がなによりも好きだからだ。

散歩中の健太

散歩中の健太はどんな感じかというと、彼は散歩となると、普段の従順でおとなしいあなたはどこへ行ったの、というくらいワガママになる。

まず、私が散歩用の服に着替えたりして散歩の雰囲気を感じ取ると、興奮してワンワンキュンキュンうるさい。これが冬だと、上着着て、マフラー巻いて、あ、手袋もいるな、とかやっている間、ずっとうるさい。よその犬には決して吠えず、何か嫌なことがあってもじっと耐えている健太が、声を出すのはこの時くらいだ。

そして外に出ると、地面の匂いをひたすら嗅ぎつつ、自分が進みたい方向にどんどん引っ張って行く。街路樹一本一本の根元で立ち止まって匂いを嗅ぎ、マーキングし、次に向かう方向の狙いを定めてひたすら進み、私の顔などちらりとも見ない。こっちに行くよ、とリードを引っ張っても、自分が行きたい方向じゃなければ頑として動かない。

散歩は飼主の横にぴったりついて、アイコンタクトを取りながら飼主が決めた方向に歩き、マーキングはしない。そのような理想的な犬とは程遠い。

散歩中のMax

一方、Maxは、健太と比べると少しましだ。散歩の雰囲気を感じると興奮し(彼の場合は飛びついてくる)、ひたすら地面の匂いを嗅ぎながら好き勝手な方向に進んで行くのは健太と同じだけど、そっちじゃない、とリードを引っ張ると、素直に従って方向を変えるし、時々は立ち止まって私とアイコンタクトを取る。マーキングは去勢手術後は明らかに減った。散歩中の他の犬と出会うと唸ったり吠えたりするのは困った癖だが、それでも健太と比べると、散歩に関してはMaxの方が良い子だ。

だが結局は、どんぐりの背比べ。目糞鼻糞を笑うとも言える。二匹とも、リードを引っ張って自分主導だし、ひたすら匂いをかいでマーキングしながら進んで行く。一緒にしつけ教室に行かせたら、どっちも落第生だ。

ちゃんとしつけをしていれば私はもっと楽に散歩ができていたのだろう、と思うけど、グイグイ引っ張られるリードからは散歩大好きの楽しさが伝わってくるので、まあいいかと思っている。

多頭用持ち手

ところで、2匹を散歩させるとき、以前は2本のリードを片手でまとめて持っていたのだが、柴犬多頭飼いの先輩であるお友達が、多頭用の持ち手があるよと教えてくれた。

2本のリードを一つにまとめてくれて、2本をバラバラに持たなくても、持ち手だけを持っていれば大丈夫という優れもの。デザインもかわいくて、すぐに注文する。

受注してから製造開始するメーカーさんなので、発注から届くまで、うずうずしながら待つ。

数週間後、やっと届いた持ち手を付けて2匹一緒に散歩に行ったら、感動の歩きやすさ。今まで、好き勝手にあっちこっち行く2匹に引っ張られて右に行ったり左に行ったり、互いのリードがからまって歩けなくなったりしてたのが、一挙に解決して散歩がとっても楽になる。

息子と2人で1匹ずつ連れて歩く方がやはり楽ではあるけど、わたし1人で2匹を散歩させる時には、もうこれなしでは歩けない。

少し遅れて同じメーカーさんに首輪も注文していたが、こちらも届いた。首のサイズを測って注文して、これまた受注してから製造開始なので届いた時はうれしかった。

健太は子犬の時から黄色の首輪なので今回も黄色に、Maxはオレンジにした。いい色、いいデザインで気に入っている。