急ぎの仕事もない午前中、健太をワクチン接種に連れて行った。
健太にとっては、動物病院は狂犬病の予防接種で4月に行ったきりだから、ずいぶん久しぶり。
毎回、診察室に入るとかわいそうなくらい怖がるので、今日はましであってほしいけど…。
車を降りて、まずは駐車場でしばらくうろうろさせる。この時点で、病院に来たということはわかっているはずだけど、匂いをかいだり用を足したりして、忙しそうにしている。
病院入口の前に、切り株のようなオブジェ?それとも本物の木の根元?があるので、いつも通り、そこにマーキングをしてから中に入る。
嫌がらずに入口を通過。待合スペースではいつも他のワンちゃんに寄って行きすぎるのでコントロールしないといけないが、今日はキャリーに入った猫ちゃんしかいなかったので、健太も私も落ち着いて待てた。
だが、名前を呼ばれて診察室に向かう時になると、やっぱり嫌がる。なんとか歩かせて診察室に入り、診察台に乗せると、体がぶるぶる震えている。
ほらほら、せんせいだよ、大丈夫よ、とかなんとか話しかけ、獣医さんもやさしく声をかけてくれるが、聞いちゃいない。
まだ何もしていないのに、診察台の上でぶるぶる震えている。目がつり上がっている。隙あらば私に抱き着こうとする。こんな姿を見るのは心が痛む。高い診察台の上が怖いのか、これから注射をされるとわかっていて怖いのか、どっちだろう。
注射が終わって床に降ろされると、1秒でも早く部屋を出て行こうと、必死でドアから出ようとする。が、つるつるの床の上で足が空回りして、漫画みたいなことになっていた。かわいそうと思いながらも、笑わずにはいられなかった。
健太がぶるぶる震えているのを見て、そういえば、と思い出したことを、獣医さんに聞いてみた。
「家でも玄関先とかで震えていることがあるんですけど、犬も寒い時に震えるんですか??」
先生はやさしく、
「寒い時に筋肉を震わせて熱を発生させるのは、人も犬も同じですよ」と教えてくれた。
くすっと笑っていたのは、小学生程度の質問だったからだろうか。
お医者さんとか植木屋さんとか、その道の専門家にいろいろ聞くのが好きなのだが、質問のレベルはこんなものだ。
とにかく、健太にとって動物病院は怖いんだなぁと、再認識。全然怖がらずに、むしろ先生に会うのを楽しみにしているワンちゃんもいるみたいだけど、怖がる方が多数派だろうか。
毎回こんな思いをさせるのはかわいそうだが、病気や怪我がなくても病院には定期的に行かないといけないので、慣れてほしいなぁ。
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