BAD Shiba MAX改善日誌

気性が荒い柴犬MAXが良い子に近付いていく記録、になりますように - Days with Bad-Tempered Shiba Inu Dog with Hope for Improvement

後ろ足立ちの悲しい理由 - Standing on Rear Legs

MAXは後ろ足で立ち上がるのが得意だ。

お散歩中に通りかかる家の壁に、何か付いていることがある。

なめくじやヤモリ、G(写真は載せない)、汚れなど、いろいろだ。

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なめくじ・やもり・汚れ

そういう時には、ひょいっと気軽に立ち上がって、確認する。

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なんだ、あれ?

家でも、よく後ろ足で立って前足で飛びついてくる。その前足を握って引っ張ると、嫌がらずにトコトコトコ…と二足歩行する。

健太はそんなことしないので、MAXは体重が軽いからこんなことするのかなと思っていたけど、去勢手術後に体重が3kg増えて健太と同じ重さになった今でも、気軽に立ち上がっている。

 

MAXは、ペットショップで売れ残っていた子だった。

他の犬と同じように、きっと2か月くらいの子犬の時にショップに来たんだと思うけど、ポチという名前を付けられたMAXと出会った時には、すでに月齢8か月だった。

6か月もの長い間、しかも大切な成長期の子犬の時期に、ペットショップというとても狭い限られた世界で、最低限のお世話だけで育ったことになる。

そんな境遇から救ってあげたくて、うちに迎えることにしたのだが、そういう難しい環境で育った子を迎えるための準備がまったくできていなかったため、このブログの最初の方に綴っている、涙なしでは読めない(?)暗黒時代が始まるのだった…

それはさておき、そのペットショップでは、MAXは一番大きな個室を与えられていた。

高さがあり、立ち上がることができるので、前を人が通るたびに、MAXはガラス張りの壁に張り付いて後ろ足で立ちながら、キャンキャン鳴いていた。

 

元気なワンちゃん。

ぱっと見ではそう思えるかもしれないけど、よく考えるととてもかわいそうだ。

人がたくさんいて、いろんな声とか音がするのにそっちに行けない。触ることもできず、触ってもらうこともない。

毎日毎日、壁に飛びついて立ち上がるけど、足に触るのはガラスだけ。

壁のあちら側に行きたい、楽しそうな方に行きたいと、毎日思っていたのでは。

そして、毎日壁に向かってジャンプしていたから、MAXは今も後ろ足立ちがうまいんじゃないかと思っている。

 

ペットショップで壁に張り付く姿は、今でもはっきりと思い出すことができる。

興味や欲望が満たされないまま、何か月もジャンプし続けていたと思うと、本当に心が痛む。

後ろ足で立っているMAXを見るとその時の姿を思い出してしまうけど、MAX本人は、その頃のことは忘れていればいいと思う。

そして、今の生活を楽しんでくれていれば、本当にうれしい。

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